こんにちは、キムにぃです。
2023/6/14にAnchorにて第17回を配信しました!
今回は、おそらく今までのながら晩酌の中で一番ホットで、かつ社会的な議論を巻き起こしたニュースを取り上げました。
さて「キムラ夫婦のながら晩酌」は、酒飲み夫婦が晩酌しながらだらだら喋る雑談ラジオです。
良かったらぜひ聴いてくださいね。
17杯目のテーマは「特定の政治団体って何?水着撮影会中止の裏側」です。
埼玉の水着撮影会が突如中止となりました
さて今回のテーマは「特定の政治団体って何?水着撮影会中止の裏側」です。
2023年6月頭に、埼玉で行われるはずだった水着撮影会が突如中止に追い込まれたニュースをご存知でしょうか。
埼玉県は県営プールを含めていくつかの公共施設を有しており、シーズン外での施設有効活用として今まで民間企業主催の水着撮影会に場所を貸していたようです。
今年6月も複数社の水着撮影会が予定されていましたが、6月8日に突如、施設管理者から場所貸出のキャンセル通達があり中止に追い込まれたとして話題となりました。
撮影会が中止になった時系列まとめ
どういう流れで撮影会が中止になったかが分かりづらいので、簡単にまとめてみます。
なぜ共産党が貸出中止の申入れをしたのか
共産党議員団は、「水着撮影会が都市公園法第1条に反する」として埼玉県に貸出中止の申入れをしました。
都市公園法第1条を簡単に言うと、都市公園は清く正しく使いましょうね、みたいな理念が書いてある条文です。
もうちょっと分かりやすく言うと、水着撮影会は明らかに「性の商品化」を目的としているので都市公園利用にふさわしくないよね、女性の人権を尊重してないよねということです。
※未成年の出演者云々は後付けです
県議3名以外にも、共産党のジェンダー平等委員会責任者らが出席していることから、党全体の意向として申入れをしたことが分かります。
女性の人権派vs表現の自由派
今回の問題を表面的に見れば、女性の人権を大切にする共産党&フェミニストvs表現や職業選択の自由を守りたい勢力という図になります。
これに関しては賛否があるところで、どちらがただちに正しくどちらが間違っているとは言えない問題です。
少なくとも今回の撮影会主催者側に法的瑕疵は無さそうですけどね…。
水着撮影会は広義的には性産業であり、(自分で出演を選択したとしても)女性の権利を侵害しているというのが共産党&フェミニストの主な言い分です。
他方、公権力を以て水着撮影会を中止に追いやるのは、出演者個人あるいは主催者の表現の自由に抵触するもので容認できないというのが反対派の主な意見です。
とりあえずの顛末
こうして無事炎上した水着撮影会問題ですが、6/11に埼玉県知事が「いくつかの県営施設での貸出中止は妥当、ただし妥当ではない中止もいくつかあるから一部撤回(意訳)」とやや玉虫色の見解・指示を出しました。
そしてこの表明の文末「特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません」というパワーワードがバズったという訳です。
そらいくら共産党の応援を受けて当選した知事でも、影響を認めたら政治生命を絶たれかねませんからね。
知事は6月末に予定されている複数の撮影会については中止撤回、7月以降は専門家の意見を交えながら撮影会開催の在り方について検討していく、としています。
そして少なくとも直近で開催予定だった2つの撮影会については中止となり、これにより各社800〜1,000万円相当の損害は出ただろうと見積もられています。
中止を通達された2社のうち1社は6/14に全面降伏の声明を発表、もう1社は6/10に抗議の署名運動を開始し抗戦する構えを見せています。
なお6/16現在では、少なくとも損害賠償請求等の法的措置に踏み切る企業はありません。
女性の権利やLGBT問題で見る社会の裏側
さて、テーマの2個目としては「社会の裏側」というやつです。
大袈裟とか陰謀論とか言われそうですが、まあこういうのが実際にあると考えた方が自然でしょう。
社会というのは青臭い正義ではなく実利でのみ動きますので。
参考までに、いわゆるラディカルフェミニストや左翼系弁護士が炎上させたり関係していたとされる”最近の”主な出来事を羅列します。
2019年「宇崎ちゃん献血ポスター事件」
2019年「草津市長事件」
2020年「お母さん食堂改名要求事件」
2021年「松戸市Vtuber事件」
2022年「AV出演被害防止・救済法(AV新法)」
2023年「推しの子騒動」
2023年「ジャニーズ性的被害告発」
2023年「LGBT理解増進法案」
どうですか?皆さんは何個知っていましたか?
あと本件(水着撮影会)で知事が言っていた「専門家を交えた検討」の”専門家”が誰なのかをぜひチェックしてみてくださいね。
だいぶ後に当記事をご覧になった方なら、答え合わせをできると思いますので。
規制と利権はお金が動く
社会的弱者とされる人や最近では”女性”に関わるほぼ全ての問題が炎上した場合、そうなると「得する人たち」が裏側にいます。
彼らは世論を分断するように着火しつつ、問題が最大化された際には「有識者」「専門家」という肩書きでメディアに露出したり仕事を受けたりします。
そしてもし最終的に行政が動く事態にまで発展すれば、問題解決を主導したり支援するNPO法人や公益社団法人として公金利益(税金での支援や税免除)を受け取るポジションを狙いにいきます。
また恐らく行政やメディアからの仕事依頼を水面下で互いに斡旋するなど、グループで利益を共有する仕組みとなっているでしょう。
もちろんこういった話とは関係なく、自分の中での正義を通すために(上記組織を含め)活動している方は数多くいらっしゃるとは思います。
しかし新たな規制が生まれたり社会的ムーブメントが起きる時には巨額のお金が動くという、現代における普遍の法則を知っておくと、世の中の見え方は変わるかもしれませんね。
17杯目のお酒について
17杯目のお酒は、神戸酒心館様の代表的な日本酒の銘柄である「福寿」から純米生酒をチョイスしました!
なるべくどなたでも手に入れやすいお酒を紹介するよう心がけていますが、今回のお酒はもしかしたら探しても手に入らないかもしれません…。
神戸酒心館様と長らくの取引がある近畿圏の酒屋さんで、下手したら今時期(初夏)しかないかもです。
もし見かけた際にはラッキーと思って買っていただくことをおすすめしますよ!
気になるお味は?
まずは皆さんが一番目にするであろう福寿について。
福寿の純米吟醸は元々キムねぇが好きな銘柄の一つで、キムにぃも関西に来て初めて飲んで以来”とりこ”になってしまっている日本酒です。
旨口なんだけれど、それでいて後味がスッキリとしていてアルコール感も強くなく飲みやすいという絶妙な味わいとなっています。
福寿は、最近日本酒を飲み始めて「あれ?日本酒って美味しい?」って気付いた方が、ホップステップジャンプでいうステップのお酒として試していただきたいお酒です。
日本酒の世界を一気に広げてくれる一本ですよ!
純米生酒はどうなんだ
さてここまではいつも飲んでいる純米吟醸の話。
今回は我々も初めて飲む「純米生酒」です。
生酒(きざけ・なまざけ)とは、出荷前の火入れを一切行わずに瓶詰めした日本酒のことで、”足が早い”ので要冷蔵保管ですし、あまり長く持ちません。
その分、火入れによる風味低下がないので、日本酒本来のフルーティーな味わいを楽しめます。
さて福寿の純米生酒ですが、お馴染みの純米吟醸の穏やかさとは打って変わって荒々しさを感じる一杯となっています。
その中でも上品さを捨ててない辺りは、さすが神戸酒心館様と言ったところでしょうか。
しかもなぜかアルコール度数が17度もあるため、余計にアタックの強さを感じます。
原酒風にオンザロックで飲むのが王道なんでしょうが、キムにぃ的にはキリッと冷やしてそのまま飲みたいところです。
だってあえて17度になるよう加水してるんですから、メーカー的には「そのまま飲めよ」ってことでしょう?
感想を一言で言うと、好きです。
福寿いいよ、福寿。
最後に
今回は「特定の政治団体って何?水着撮影会中止の裏側」というテーマを取り上げてみました。
撮影会のニュースはすぐ消えてしまうと思いますが、今後も日本各地、あるいは世界各地でこういった先鋭的な動きが出ては消えを繰り返すでしょう。
※あれだけ騒がれたBLM運動も#MeToo運動も今は全く聞きませんよね、そういうことです
そういった情報を見た際は、耳触りのいい言葉を鵜呑みにせず「裏側での利害関係者は誰なんだろう?」と考える習慣を付けると、ニュースがより興味深くなりますよ。
さてキムラ夫婦のながら晩酌はこれからも毎週水曜深夜配信で更新していきます。
皆さんの暇つぶしになるように色々なテーマでお話ししますので、どうぞお楽しみに!
夫婦共有アカウントでTwitterもやっておりますので、ご興味がある方はフォローしてくださいね。
それではまた!
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