こんにちは、キムにぃです。
2023/5/10にAnchorにて第12回配信を開始しました!
今回はGWを挟んだために、1週間配信を飛ばさせていただきました。
直前くらいの暴食で胃をやられていたため、お酒飲んで収録できないって事情もありましたが…。
こういう時用に撮り溜めしてもいいですが、取り上げるテーマの鮮度が落ちるので悩みどころですね。
さて「キムラ夫婦のながら晩酌」は、酒飲み夫婦が晩酌しながらだらだら喋る雑談ラジオです。
良かったらぜひ聴いてくださいね。
12杯目のテーマは「物流業界の2024年問題」です。
12杯目のお酒について
12杯目のお酒は久世福商店様の「朝しぼり 福松 生原酒」です。
イオンモールなどでお馴染みの久世福商店様が、独自に製造しているっぽいお酒です。
火入れなしの生原酒ということで、お察しの通りアルコール度数は20度もあります。
ちなみに原酒っていうのは最終的な加水をする前の、いわば日本酒の素みたいなお酒です。
福松のお味は?
気になるお味はというと、フルーティーな吟醸酒を濃くした感じで旨いです。
しかし20度というアルコールの強さが真っ先に来ますので、日本酒やお酒自体が得意ではない方にはちょっときついかもしれません。
もし飲まれる場合は、2倍以上に加水した方がいいですね。
性質は上品寄りのお酒なので、個人的には焼酎やウイスキーよろしくロックで経時変化を楽しみながら飲むといいのかなと感じます。
あるいは夏であれば、「フローズン・ダイキリ」のようにシャーベット状にして飲むのも面白いかもしれません。
いやー、それなりの種類の日本酒を飲んできていますが、まだまだ新しいニュアンスのお酒と出会えますね〜。
日本酒道は奥が深い。
物流業界の2024年問題
さて今回のテーマは「物流業界の2024年問題」です。
2024年問題とは、2024年4月から施行される働き方改革関連法によって、物流業界の運送能力が下がるのではないか、と言われているものです。
また今まで青天井だったドライバーの時間外労働時間に規制がかけられるので、もしかすると歩合部分が下がり収入が減るドライバーが出るかもしれません。
- 自動車運転業務における時間外労働の上限規制がかかる
- 会社とドライバーの利益・収入減少リスク
- 荷主の運賃コスト増大リスク
なぜ規制がかかるのか?
物流は社会インフラでもあり、しかも時期により仕事量が激しく変動することが知られている特殊な業種です。
そのため労働基準法の内容が特別扱いの、かなり”緩い基準”となっています。
業務の特性上しょうがないと言えばそれまでですが、物流はドライバーの長時間労働が常態化しやすい労働環境なのは間違いありません。
一方で、世の中は働き方改革の風が吹き続けており、労働者の健康や危険性を蔑ろにするような働き方を無くそうとしています。
そこで物流業界の長時間労働にメスが入り、2024年を以て遂に規制が始まるという訳です。
規制が入ると、どう変わるのか?
労働時間時間上限の規制がかかると、現状でも長時間労働の傾向がある長距離運行業者の輸送能力が低下する可能性が指摘されています。
当然ながら時間外労働が元々少ない会社には影響が無い訳で、問題になるのは今でもあっぷあっぷで動いている企業であり、そこで働くドライバーなのです。
もし今長時間労働で何とか糊口を凌いでいる企業やその社員がいるならば、規制が入ることで仕事として成立しなくなる=失職する危険性があります。
物流業界は若手不足に困っている
トラックドライバーの現状はどうなっているのでしょうか?
全日本トラック協会の2022年レポートによれば、意外にも総輸送量は減少傾向、就業者数は増加傾向にあります。
一方でドライバーの賃金は平均値をやや下回り、労働時間は圧倒的に長い現状があります。
つまり昔の無茶苦茶な働き方は是正されつつあるが、未だに他産業と比べると労働環境が決して良いと言えない状況にあるということです。
そして今課題となっているのは、物流の担い手がどんどん高齢化しているということです。
体力・気力ともに求められ安全運転を徹底すべきドライバーが、腕力や判断力が衰えていく高齢者で支えられている現状は社会にとって健全とは言えないでしょう。
何とかなってほしい
物流は社会のインフラであり、すべての人が直接的・間接的にその恩恵を受けています。
そこに従事している労働者はリスペクトされるべきであり、ぜひ労働環境が改善してほしいと願っています。
2024年4月から施行される働き方改革関連法によって、良い影響が出る可能性は十分にあります。
関連業界の方も効率化など日夜努力されているはずですので、それが実って物流業界そして社会がより良くなっていってほしいものです。
再配達問題を何とかしよう
さて消費者個人ができることとしては、「再配達問題への対応」があります。
近年ではオンラインショップでの買い物(EC)が活発化したことで、個人への宅配便数が急増しドライバー不足を深刻化している状況があります。
これを背景に、実は国土交通省が再配達を削減するための提言やキャンペーンを行っています。
- 時間帯指定の活用
- メールやアプリの活用
- コンビニ受け取り、宅配ロッカー、置き配活用
ラジオでは別ソースで再配達率20%と言っていますが、国土交通省データによれば再配達率は約10〜13%程度で推移しているようです。
それでも我々消費者側でできることとして、再配達をなるべく無くす努力はしたいところですね。
宅配ボックスを活用しよう
個人的には再配達をなるべく回避する手段として「宅配ボックス」を推したいところです。
キムラ夫婦は結婚以降ずっと宅配ボックスがある賃貸マンションで暮らしていますが、ほぼ再配達を防げています。
どうしても再配達になるのは、ボックスに入らないほど大きな宅配物と書留くらいですね。
大きな宅配物はそもそも到着日指定無しなんてしませんので、実際にはないですけどね。
個人宅であれば戸建て用宅配ボックスが設置可能です。
賃貸でも宅配ボックス自体は設置可能ですが、マンションやアパートの管理規約に則って運用する必要があります。
どうしても難しい場合は「コンビニ受け取り」を利用しましょう。
最後に
キムにぃもキムねぇも物流業界で働いたことが無いので大層なことは言えませんが、今回はあえて2024年問題を取り上げてみました。
podcastで喋った内容以外にも「待機時間問題」や「健康問題」など様々な課題を抱えている物流業界。
2024年からの規制が、業界で働く方達が幸せになれる一助となることを一消費者として願っています。
とりあえずはキムにぃは、これからもトラックにガンガン道を譲っていきます!
さてキムラ夫婦のながら晩酌はこれからも毎週水曜深夜配信で更新していきます。
皆さんの暇つぶしになるように色々なテーマでお話ししますので、どうぞお楽しみに!
夫婦共有アカウントでTwitterもやっておりますので、ご興味がある方はフォローしてくださいね。
それではまた!
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